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大手ゴルフ量販店でゴルフ用品販売歴15年、ゴルフ距離計販売500個以上の実績があるあまがみが、商品のメリット、デメリットを伝え、その人にっとって本当に買うべき商品かどうかの目安にしていただけば幸いです。
今回紹介するのは2023年に発売されたGARMIN(ガーミン)のApproach(アプローチ)S70です!
ガーミンのアプローチS70の商品を
- 本体基本スペック→40点満点
- 本体機能→30点満点
- アプリ連携機能→10点満点
- コスパ→20点満点
合計100点満点での評価とアプローチS70をおすすめできるゴルファーをお伝えします。
先に簡潔に答えを言ってしまいます!
今回アプローチS70の点数は…
85点です!
本体スペック | 38/40点 |
本体機能 | 27/30点 |
他デバイス連携 | 10/10点 |
コストパフォーマンス | 10/20点 |
現時点でスペック、機能ともに最強の商品ですがコスパで点数を少し音した結果に!
そしてアプローチS70をおすすめできるゴルファーは
実際どうしてこのような評価になったのか深掘りしていきます。
\ 47mm/
\ 42mm /
アプローチS70の本体性能評価
まずはGPS精度や防水性、バッテリー性能など本体のスペックに対する評価をしていきます。
GPSタイプのゴルフ距離計を選ぶ際に高低差機能やコースレイアウト機能など機能面に目が行きがちですが、使いやすさや長く使えるかというところはこの本体スペックが非常に重要になります。
本体スペックは合計40点満点で項目ごとに点数つけしていきます♪
そしてA3の本体性能の点数は38/40点です!
以下各項目ごとに深掘りしていきます。
アプローチS70のGPS性能
点数10/10
- 多くの衛星を捕捉できたほうがGPS性能は安定する
- みちびきL1S補足で日本のゴルフ場なら距離精度3y前後になるので推奨
- 海外ゴルフが多いゴルファーはガリレオ、グロナス捕捉で精度が上がる
- マルチバンド対応もしくはアンテナ感度が高いとGPS捕捉が速く、安定する
みちびき捕捉 | 可能 | 可能で加点1 |
みちびきL1S補足 | 可能 | 可能で加点3 |
ガリレオ捕捉 | 可能 | 可能で加点1 |
グロナス捕捉 | 可能 | 可能で加点1 |
マルチバンド対応 | 可能 | 可能で加点1 |
アンテナ感度 | 高い | 低い→加点1 普通→加点2 高い→加点3 |
多くの衛星を受信する上にマルチバンド対応でとにかくゴルフ場検索が速いです!
インスタの動画ですが検索5秒、設定5秒、合わせて10秒で計測可能になっています!爆速!!
アプローチS70の防水性能
点数8/8
- 基本的にはIPX4以上の性能は持っておきたい
- 雨天使用ならIPX7以上を推奨
引用:ソフトバンク
アプローチS70の防水等級はIPX8相当以上
水深50mに相当する圧力に対応しており他社と比較しても圧倒的な防水性を誇ります。
ガーミンの公式サイトではシュノーケリングができるくらいの防水性能ということ!
アプローチS70のバッテリー性能
点数6/6
- 1~2年ほど使用でスペックが半分近く減少する場合が多い
- スペックが半減しても1ラウンド持つ3点以上が推奨
1点 | ~6時間 | 低い |
2点 | 7時間~9時間 | 低め |
3点 | 9時間~10時間 | 普通 |
4点 | 11時間~12時間 | 高め |
5点 | 13時間~15時間 | 高い |
6点 | 16時間以上 | 非常に高い |
アプローチS70のゴルフ測定モードのバッテリー可動時間は約20時間です。
スマートウォッチ機能としてはなんと可動時間は約16日間とのこと!
後ほど説明する有機ELディスプレイを採用してのこの可動時間は圧倒的です!
こちらも他社を圧倒するバッテリー性能です。
アプローチS70のディスプレイ
点数5/5
- 5点のAMOLED(有機EL)の性能が非常に高い
- 3点の反射型カラー液晶以上のスペック推奨
1点 | モノクロ液晶 | 視認性が低い |
2点 | カラー液晶 | 視認性が低め |
3点 | 反射型カラー液晶 | 屋外での視認性が高め |
4点 | フルカラーLCD | 視認性が高め |
5点 | AMOLED(有機EL) | 視認性が非常に高い |
アプローチS70はAMOLED(有機EL)ディスプレーを採用しています。
室外、室内問わず明るく見やすいディスプレイです。
2024年現在では最もハイクオリティなディスプレイです。
アプローチS70の操作タイプ
点数3/3
- 価格は上がってしまうがタッチパネルタイプのほうが圧倒的に操作がしやすい
- シンプルに操作したいなら音声タイプが最強
1点 | ボタン操作 | 操作が多くなり複雑になりがち |
2点 | タッチパネル(低感度) | タッチパネルで操作が直感的でしやすいが反応が少し遅くストレスを感じる |
3点 | タッチパネル(高感度) | タッチパネルで操作が直感的でしやすくサクサク動作する |
3点 | 音声タイプ | ボタンワンプッシュで音声で残り距離を知らせるタイプ |
アプローチS70の操作タイプはタッチパネルを採用しています。
タッチパネルの感度も良くサクサク進みます!
アプローチS70の重量
点数3/5
- 重量はサイズと比例することが多いので重い=悪いとは言えない
- 正直69g以下であれば重量感は気にならないことが多い
- 男性は69g以下、女性は59g以下推奨
1点 | 70g以上 | 重たい |
2点 | 60~69g | 重ため |
3点 | 50~59g | 一般的な重量 |
4点 | 40~49g | 軽い |
5点 | 39g以下 | 超軽量 |
アプローチS70の重量は47mmが56g42mmで44gです。
装着して重たいと感じることがない一般的な重量です。
今回は47mmで評価しているので点数は3点
アプローチS70のディスプレイサイズ
ちなみに今回はサイズに関しては点数化しておりません。
理由はサイズ感の良し悪しはユーザーによって違うからです。
ただ選びかたのコツとしては
- コースレイアウト機能を使う方
- タッチパネルタイプを使用する方
上記のゴルファーは大きく視認性がよく、タッチパネル操作がしやすくなるため、大型ディスプレイのモデルをお勧めします。
そして
- 残りの距離を数字のみでシンプルに表示させたい
- 軽量タイプを使いたい
- 腕に距離計をつけてのスイングに違和感がる
こういうゴルファーはディスプレイサイズが小さめのモデルがおススメになります。
そしてアプローチS70は画面サイズは
- 47mm(1.4インチ)
- 42mm(1.2インチ)
の2種類があります。
47mmは2024年6月時点で業界最大クラスの大きさで非常に見やすくタッチパネル操作もしやすいです。
ただ画像のように女性が装着するとかなり大きく感じるので42mmが丁度良いように感じます。
ただ42mmはマルチバンド非対応だったり、画面のピクセル(画質)やメモリ(容量)が若干低かったりと機能面でスペックが落ちてしまうのが難点となっております。
42mmがスペックダウンといっても微々たるもので、他社を圧倒する性能というのは変わらないです!
アプローチS70のその他特記機能
点数3/3
上記で挙げたスペック以外で特に他製品と比べ優秀なところがある機種の加点ポイント。
アプローチS70の本体スペックで加点ポイントは3点です。
加点ポイントはゴルフ場の対応コースが全世界で43,000コース以上と多彩な点と
ガラスにCorning Gorilla Glass 3という非常に硬質な素材が使われており傷つきにくい点です。
配点はコース数が1点、Corning Gorilla Glass 3の採用が2点となっています。
アプローチS70の本体機能評価
ここからは実際にラウンドで使う機能の性能評価をしていきます。
そしてT-ULTRAの本体性能の点数は27/30点です!
以下各項目ごとに深掘りしていきます。
アプローチS70の基本機能数
点数18/20
アプローチS70で使用できる主要な機能は以下のとおり
有無 | 機能名 点数 | 有無 | 機能名 点数 |
---|---|---|---|
〇 | コースレイアウト 2 | 〇 | グリーン表示 1 |
〇 | コースレイアウト拡大 1 | ✖ | グリーン回転 1 |
〇 | 高低差加味 1 | 〇 | グリーン起伏表示 1 |
✖ | スコアリアルタイム表示 1 | 〇 | 天候表示 1 |
〇 | 気圧加味表示 1 | 〇 | グリーン方向表示 1 |
〇 | 風速・風向表示 1 | 〇 | ハザード距離表示 1 |
〇 | オートショット 1 | 〇 | 距離シンプル表示 2 |
〇 | パット距離表示 1 | 〇 | 3点間距離表示 1 |
〇 | スイングテンポ計測 1 | 〇 | ピン位置設定 1 |
主要な機能はほぼ搭載されています!
機能数は上記のとおりで、アプローチS70で特に使う機能を紹介します。
コースレイアウト(拡大可)
こちらがアプローチS70のコースレイアウト画面。
コースレイアウトを拡大することも可能で、木の位置なども表示されます。
前作のS62は木や林の位置までは表示されていませんでした
拡大することでこの後解説する3点間距離表示が操作しやすくなります。
3点間距離表示
コースレイアウト画面で任意の場所をタッチするとタッチした地点までの距離と、タッチした場所からグリーンまでの距離を表示してくれます。
ドッグレッグ地点やリカバリーショットの時などで重宝する機能です。
3点間距離表示はコースレイアウト拡大機能を使うと使いやすいですよ♪
グリーンアンジュレーション機能
アプローチS70はグリーンレイアウト表示はもちろんグリーンアンジュレーション(グリーン起伏表示)機能が搭載されています。
アプローチS70のグリーン表示はフロント、センター、バックを表示。ピン位置はデフォルトではセンターに位置していて任意にタッチパネルにて移動可能で変更した場合はセンターから動かしたピン位置の距離までになります。
またヒートマップでグリーンの起伏を表示します。(暖色→高い、冷色→低い)
矢印は低いほうに向けれれており、ヒートマップによるグリーンアンジュレーションをよりわかりやすくしています。
ただしこのグリーンアンジュレーション機能は現在、ガーミンアプリでの有料コンテンツになっています。
月額で税込み1,180円、年間登録だと税込11,800円かかります💦
グリーンアンジュレーション機能が無料、もしくはコースごとの買切りになることを期待します。
またアプローチS72は現在立っている位置に対してグリーンレイアウトが回転する機能がないのでご注意ください。
アプローチS70特殊機能・利便性
アプローチS70の特殊な機能や利便性を評価していきます。
点数10/10
- PlaysLike 距離 5点
- CT10連携 2点
- バーチャルキャディ 2点
- アプローチZ30連携機能 1点
PlaysLike 距離 5点
一般的な機種は高低差を考慮した実際に打つべき距離を表示しますが、アプローチS70はガーミンゴルフアプリと連携するとPlaysLikeという機能が使えて
- 高低差
- 風向き・風速
- 空気密度(気圧)
を加味した実際に打つべき距離を表示します。
一般的な機種より一歩先を行く距離情報を提供してくれます!
バーチャルキャディ
バーチャルキャディは、上のインスタ画像で出ているアプローチS70の下部に表示しているピンフラッグを持った人が表示された部分のことです。
人のアイコンの右側にSWと表示されていますが、これは残りの距離(PlaysLike距離)と、今まで打ってきた過去の番手別ショットデータを基にどのクラブでショットしたらよいか教えてくれる機能です。
ウォッチが高低差や気象状況を把握しユーザーの番手別飛距離を把握して使うべきクラブを教えてくれる。まさにバーチャルキャディ!
CT10連携機能
ガーミンゴルフは各ウォッチ型距離計のオートショット機能の精度アップを目的としたCT10というクラブトラッキングパーツを用意しています。
コチラをクラブのグリップエンドに装着することで
- ウェッジやパターなど本体のみだとショットトラッキングの精度が落ちるショットのリカバリー
- ショット時の番手入力の省略
以上の効果を発揮します。
とりあえずスコアやショットデータを正確にとりたい方は3つほどフルショットしないウェッジやパターに装着することで、高精度なショットデータやスコアをとることができます。
特にラウンド後に見れる、
- アプローチショットデータ
- チップショットデーター
- パッティングデータ
を自動で記録できるのが大きいです!
私はこの3個装着を推奨しています♪
またバーチャルキャディ機能を使いたい方は全番手に装着することでショット前の番手入力を省略できます。
ショット前の番手入力はマジ面倒なのでバーチャルキャディ機能を活用するならほぼ必須になります。
ただこのCT-10は1個4,000円くらいするもので3個でも税込15,000円。14個だと税込49,800円とパーツとしてはかなり高額になります。
アプローチZ30連携機能
アプローチZ30で計測したピン位置のデータをガーミンゴルフアプリにリアルタイムで連携することで、アプローチS70でピン位置データを共有することができます。
簡単に言うとアプローチZ30で一度ピン位置を計測するとアプローチS70はグリーンセンターの距離がピン位置の距離に替ります!
他の機種だとピン位置入力は手動でとても面倒だったり、機能が使えるゴルフ場が制限されていたりしますが、この機能を使えば簡単にピン位置が設定できます。
革新的な機能ですが、この機能を使うには別途アプローチZ30を購入、併用でする必要があるので点数は1点加点としております。
Z30は税込65,800円。便利な機能ですがかなりの出費にはなってしまいます💦
アプローチS70のアプリ連携機能
GPS距離計のほとんどの機種はラウンドデータなどアプリで共有したり、データ更新を行うことができます。
アプリ連携で使える機能や利便性を評価していきます。
そしてアプローチS70のアプリ性能の点数は10/10点です!
アプリ連携機能数
点数8/8点
有無 | 機能名 点数 | 有無 | 機能名 点数 |
---|---|---|---|
〇 | Bluetooth連携 1 | 〇 | スコアカード作成 1 |
〇 | コースショットデータ 1 | 〇 | ショットデータ 1 |
〇 | ピン位置情報設定 1 | 〇 | 歩数計測 1 |
〇 | 心拍計測 1 | 〇 | データ更新 1 |
すべての項目で〇になっています!
特殊機能・利便性
点数2/2
上記以外の特殊機能や特に利便性の高い機能を紹介。
- プロ並みのショットデータ1点
- 多彩なスマートウォッチ機能 1点
プロ並みのショットデータ1点
画像のようにオートショット機能でとったデータをガーミンゴルフのアプリでスコア表とショットデータを見ることができます。
最近はこの機能が使えるメーカーも増えてきましたね♪
アプローチS70は画像のように
- ドライビングレンジ
- アプローチショットデータ
- グリーンオンショットデータ
- パッティングデータ
などをガーミンゴルフアプリで表示してくれます。
ここまでの分析データを出してくれる機種はほとんどないです!
多彩なスマートウォッチ機能
アプローチS70はガーミンゴルフとは別にガーミンコネクトというアプリを連動することで
- 歩数計測
- 心拍計測
- ヘルスケア表示
- スマホ通知機能
- カレンダー機能
- 天候情報表示機能
- スマホ・デバイス探索機能
- 電子決済機能
- 音楽再生機能
- ラン、サイクリング、スイミングなどのスポーツ計測
など多数のスマートウォッチとしての機能を兼ねそろえています。
ゴルフ以外でも高性能なスマートウォッチとして普段使いできるのもアプローチS70の魅力です。
アップルウォッチとひけをとらない機能性です!
アプローチS70のコスパ
点数10/20
アプローチS70のメーカー販売価格は税込みで99,800円です。
※42mmは税込93,800円
コスパの点数はコスパ値を基に点数つけをしています。
本体価格÷(本体性能点+機能数点+連携点数)=コスパ値
コスパ値 | 点数 |
---|---|
2001以上 | 1点 |
1501~2000 | 3点 |
1351~1500 | 5点 |
1001~1350 | 10点 |
1000~801 | 15点 |
800以下 | 20点 |
アプローチS70のコスパ値は1330でしたので10点でした。
ゴルフウォッチとしてのコスパは良くないですが、スマートウォッチとして普段使いも考慮すると間違いなくコスパは20点になります!
今回はあくまでゴルフウォッチとしての性能で点数を決めています!
今回のゴルフ計測器としての総合点数は85点ですが、スマートウォッチとして普段使いも視野に入れている方は95点の評価になります。
10万円の予算があるのであればマストバイのアイテムといえます。
アプローチS70をおすすめできるゴルファー
合計点数85/100点
高性能、多機能の商品を探していて10万円出せるという方はマストバイの商品です!
スマートウォッチとして普段使いも視野に入れているのであれば、コスパも非常に良いです。
私は前作のアプローチS62を購入し使用してますが、価格以上の満足度を得られています!
是非購入を検討してみてください♪
\ 47mm/
\ 42mm /
ゴルフ機能だけ追求するのであれば5万円以下でアプローチS70に迫る機能性を誇るボイスキャディのT‐ULTRAがオススメ!
本日はここまで!最後までご覧いただきありがとうございました♪