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大手ゴルフ量販店でゴルフ用品販売歴15年、ゴルフ距離計販売500個以上の実績があるあまがみが、商品のメリット、デメリットを伝え、その人にっとって本当に買うべき商品かどうかの目安にしていただけば幸いです。
今回紹介するのは2023年10月に発売されたボイスキャディのT-ULTRAです!
ボイスキャディのT-ULTRAの商品を実際に操作して、
- 本体基本スペック→40点満点
- 本体機能→30点満点
- アプリ連携機能→10点満点
- コスパ→20点満点
合計100点満点での評価とT-ULTRAをおすすめできるゴルファーをお伝えします。
先に簡潔に答えを言ってしまいます!
今回T-ULTRAの点数は…
80点です!
本体スペック | 31/40点 |
本体機能 | 22/30点 |
他デバイス連携 | 7/10 |
コストパフォーマンス | 20/20 |
この採点方法で80点以上はかなりの高得点です!
そしてT-ULTRAをおすすめできるゴルファーは
実際どうしてこのような評価になったのか深掘りしていきます。
T-ULTRAの本体性能評価(合計40点満点)
まずはGPS精度や防水性、バッテリー性能など本体のスペックに対する評価をしていきます。
GPSタイプのゴルフ距離計を選ぶ際に高低差機能やコースレイアウト機能など機能面に目が行きがちですが、使いやすさや長く使えるかというところはこの本体スペックが非常に重要になります。
本体スペックは合計40点満点で項目ごとに点数つけしていきます♪
そしてT-ULTRAの本体性能の点数は31/40点です!
以下各項目ごとに深掘りしていきます。
T-ULTRAのGPS性能
点数8/10
みちびき捕捉 | 可能 | 可能で加点1 |
みちびきL1S補足 | 可能 | 可能で加点3 |
ガリレオ捕捉 | 可能 | 可能で加点1 |
グロナス捕捉 | 可能 | 可能で加点1 |
マルチバンド対応 | 不可 | 可能で加点1 |
アンテナ感度 | 普通 | 低い→加点1 普通→加点2 高い→加点3 |
- 多くの衛星を捕捉できたほうがGPS性能は安定する
- みちびきL1S補足で日本のゴルフ場なら距離精度3y前後になるので推奨
- 海外ゴルフが多いゴルファーはガリレオ、グロナス捕捉で精度が上がる
- マルチバンド対応もしくはアンテナ感度が高いとGPS捕捉が速く、安定する
購入して1回目のGPS受信のみ遅いですが、2回目以降は比較的はやい受信速度で、安定感も高めです。
T-ULTRAの防水性能
点数7/8
引用:ソフトバンク
- 基本的にはIPX4以上の性能は持っておきたい
- 雨天使用ならIPX7以上を推奨
T-ULTRAの防水等級はIPX7相当
土砂降りでなければ雨天でも使用できる性能です♪
T-ULTRAのバッテリー性能
点数3/6
1点 | ~6時間 | 低い |
2点 | 7時間~9時間 | 低め |
3点 | 9時間~10時間 | 普通 |
4点 | 11時間~12時間 | 高め |
5点 | 13時間~15時間 | 高い |
6点 | 16時間以上 | 非常に高い |
- 1~2年ほど使用でスペックが半分近く減少する場合が多い
- スペックが半減しても1ラウンド持つ3点以上が推奨
T-ULTRAのゴルフ測定モードのバッテリー駆動時間は10時間です。
可動時間10時間は2年以上使う想定なら及第点です。
T-ULTRAのディスプレイ
点数4/6
1点 | モノクロ液晶 | 視認性が低い |
2点 | カラー液晶 | 視認性が低め |
3点 | 反射型カラー液晶 | 屋外での視認性が高め |
4点 | フルカラーLCD | 視認性が高め |
5点 | AMOLED(有機EL) | 視認性が非常に高い |
- 5点のAMOLED(有機EL)の性能が非常に高い
- 3点の反射型カラー液晶以上のスペック推奨
T-ULTRAのディスプレはフルカラーLCDを採用しています。
周りの光源を利用してディスプレイするタイプなので室内などの光源が少ないと視認性が落ちますが、バックライトを搭載しているので使用に支障はほとんどありません。
さらにフルカラーなので細かいカラー配色が見やすく、グリーン起伏も細かく色分けされてます。
T-ULTRAの操作タイプ
点数5/5
1点 | ボタン操作 | 操作が多くなり複雑になりがち |
3点 | タッチパネル(低感度) | タッチパネルで操作が直感的でしやすいが反応が少し遅くストレスを感じる |
5点 | タッチパネル(高感度) | タッチパネルで操作が直感的でしやすくサクサク動作する |
4点 | 音声タイプ | ボタンワンプッシュで音声で残り距離を知らせるタイプ |
- 価格は上がってしまうがタッチパネルタイプのほうが圧倒的に操作がしやすい
- シンプルに操作したいなら音声タイプが最強
T-ULTRAの操作タイプはタッチパネルを採用しています。
タッチパネルの感度も良くサクサク進みます!
T-ULTRAの重量
点数3/3
1点 | 65g以上 | 重ため |
2点 | 50~65 | 一般的な重量 |
3点 | 49g以下 | 軽い |
- 重量はサイズと比例することが多いので重い=悪いとは言えない
- 正直65g以下であれば重量感は気にならないことが多い
- 男性は65g以下、女性は49g以下推奨
T-ULTRAの重量は34.1gです。
34.1gは本体のみの重量ですがベルトを加味しても39g以下なので3点としてます。
T-ULTRAのディスプレイサイズ
ちなみに今回はサイズに関しては点数化しておりません。
理由はサイズ感の良し悪しはユーザーによって違うからです。
ただ選びかたのコツとしては
- コースレイアウト機能を使う方
- タッチパネルタイプを使用する方
上記のゴルファーは大きく視認性がよく、タッチパネル操作がしやすくなるため、大型ディスプレイのモデルをお勧めします。
そして
- 残りの距離を数字のみでシンプルに表示させたい
- 軽量タイプを使いたい
- 腕に距離計をつけてのスイングに違和感がる
こういうゴルファーはディスプレイサイズが小さめのモデルがおススメになります。
そのうえで、
T-ULTRAのディスプレイサイズは1.34インチです。
ご覧のようにガーミンのアプローチS62より画面は大きいです!
大きさとしてはかなり大き目で見やすく、タッチパネル操作もしやすいです♪
T-ULTRAのその他特記機能
点数1/3
上記で挙げたスペック以外で特に他製品と比べ優秀なところがある機種の加点ポイント。
T-ULTRAの本体スペックで加点ポイントは1点です。
加点ポイントはゴルフ場の対応コースが全世界で40,000コース以上と多彩な点です。
国内のコースはほぼ100%網羅、海外でも主要なゴルフ場は収録されています♪
T-ULTRAの本体機能評価
ここからは実際にラウンドで使う機能の性能評価をしていきます。
そしてT-ULTRAの本体性能の点数は22/30点です!
以下各項目ごとに深掘りしていきます。
T-ULTRAの基本機能数
点数15/20
T-ULTRAで使用できる主要な機能は以下のとおり
有無 | 機能名 点数 | 有無 | 機能名 点数 |
---|---|---|---|
〇 | コースレイアウト 2 | 〇 | グリーン表示 1 |
〇 | コースレイアウト拡大 1 | 〇 | グリーン回転 1 |
〇 | 高低差加味 1 | 〇 | グリーン起伏表示 1 |
〇 | スコアリアルタイム表示 1 | ✖ | 天候表示 1 |
✖ | 気圧加味表示 1 | ✖ | グリーン方向表示 1 |
✖ | 風速・風向表示 1 | 〇 | ハザード距離表示 1 |
〇 | オートショット 1 | 〇 | 距離シンプル表示 2 |
〇 | パット距離表示 1 | 〇 | 3点間距離表示 1 |
〇 | スイングテンポ計測 1 | 〇 | ピン位置設定 1 |
ひさいスポーツから出ているT-ULTRAのカタログに記載されている機能表示は以下のとおり。
近い価格帯でよく比較される同メーカーのT9の機能も比較の為載せておきます。
機能数は上記のとおりで、T-ULTRAで特に使う機能を紹介します。
コースレイアウト(拡大可)
こちらがT-ULTRAのコースレイアウト画面。
基本的にはこの画面で大まかなハザードやグリーンの位置を把握します。
フルカラーで見やすい画面ですね
画面の⊕ボタンを押すとコースレイアウトが拡大。
拡大することでこの後解説する3点間距離表示やハザード情報が操作しやすくなります。
3点間距離表示・ハザード情報
コースレイアウト画面で任意の場所をタッチするとタッチした地点までの距離と、タッチした場所からグリーンまでの距離を表示してくれます。
ドッグレッグ地点やリカバリーショットの時などで重宝する機能です。
また、タッチした場所がバンカーなどのハザード地点の場合はハザード情報が表示されます。
どちらの機能もコースレイアウト拡大機能を使うと使いやすいですよ♪
スマートグリーンビュー機能
T-ULTRAはグリーン周りの機能が充実しています。
グリーンアンジュレーション機能
T-ULTRAはグリーン表示デフォルトではフロントとセンターを表示。ピンのアイコンは任意に移動可能で変更した場合はセンターから動かしたピン位置の距離までになります。
またフルカラーを利用し、32カラーでグリーンの起伏を表示します。
グリーンの起伏は登録されたゴルフ場しか表示されませんので購入する前によく行くゴルフ場が対象か確認してください
グリーン拡大機能
グリーンビューは4段階に拡大可能です。
グリーンローテーション機能
T-ULTRAは現在位置に合わせてグリーンが回転するので直感的に確認できます。
パット距離機能
グリーン表示中に任意の場所をタップするとカップまでの距離を表示します。
シンプル距離表示
シンプルに距離だけわかればよいという方は残り距離のみ数字を大きく表示するシンプル表示モードがあります。
画面の⊖ボタンを押すと高低差やスコアなどの表示も表示されます。
距離計を操作せずシンプルに使いたい場合はこのモードで使えばOKです♪
T-ULTRAの特殊機能・利便性
T-ULTRAの特殊な機能や利便性を評価していきます。
点数7/10
- V.AI3.5機能 3点
- フラッシュバック機能 4点
V.AI3.5機能
V.AI3.5機能は現在立っている場所を認識して適材適所の場面を自動で表示してくれる機能です。
この機能があるおかげで、プレー中はほとんど距離計を操作しません。
一応こういった自動表示切替機能は他の機種でもありますが、T-ULTRAはプラスしてコースビュー機能があります。
ティーグラウンドに入った時点で動画でコース全体の概要を伝えてくれるので非常に親切です♪
ちなみに自動切替で意図しない画面が表示されても画面を横に指でスライドするだけで簡単に切替できます。
フラッシュバック機能
フラッシュバック機能は前回ラウンドした記録を表示できる機能です。
※前回のコースデータをアプリにダウンロードしておくことが条件。
この機能で前回はセカンドでミスショットしたから気をつけようとか前回の反省をもとに戦略が立てられます!
ショットトラッキング機能
T-ULTRAは本体外周部分に数字が記載されており、赤と青のバーが移動して現在のショットとパットのスコアを表示してくれます。
※赤のバーがショットで青のバーがパット
リアルタイムでショットとパット両方の打数表示できる機種は少ないです!
T-ULTRAののアプリ連携機能
GPS距離計のほとんどの機種はラウンドデータなどアプリで共有したり、データ更新を行うことができます。
アプリ連携で使える機能や利便性を評価していきます。
そしてT-ULTRAのアプリ性能の点数は7/10点です!
アプリ連携機能数
点数5/8点
有無 | 機能名 点数 | 有無 | 機能名 点数 |
---|---|---|---|
〇 | Bluetooth連携 1 | 〇 | スコアカード作成 1 |
〇 | コースショットデータ 1 | ✖ | ショットデータ 1 |
✖ | ピン位置情報設定 1 | 〇 | 歩数計測 1 |
✖ | 心拍計測 1 | 〇 | データ更新 1 |
スマホ連携やスコアカード管理、データ更新など必要な機能は一通り備わっています。
特殊機能・利便性
点数2/2
上記以外の特殊機能や特に利便性の高い機能を紹介。
- ショットデータGoogleearth連携 1点
- 見やすいアプリUI 1点
ショットデータGoogleearth連携
画像の左上ですが、Googleearthと連携して衛星写真を使いショットデータを表示しています。
これにより細かいハザードやコースの起伏も視認しながらショットデータを確認できます。
この機能は本当にすごいです!
見やすいアプリUI
アプリは非常に見やすく、スコア情報、ショットデータ、スイングテンポ、歩数管理など豊富です。
アプリでの機能はガーミンの次に充実しています。
T-ULTRAのコスパ
点数20/20
T-ULTRAのメーカー販売価格は税込みで49,500円です。
コスパの点数はコスパ値を基に点数つけをしています。
本体価格(税抜)÷(本体性能点+機能数点+連携点数)=コスパ値
コスパ値 | 点数 |
---|---|
2001以上 | 1点 |
1501~2000 | 3点 |
1201~1500 | 5点 |
1001~1200 | 10点 |
1000~801 | 15点 |
800以下 | 20点 |
T-ULTRAのコスパ値は750なので点数は20点になります。
基本スペックが高く多機能、アプリ連携機能も充実しており、今のところ他製品にはないフラッシュバック機能も備えたデバイスで5万円を切ってくる圧倒的なコストパフォーマンスもこのT-ULTRAの特徴です。
この性能で5万円を切るってホントすごいです!
T-ULTRAをおすすめできるゴルファー
合計点数80/100点
特に5万円以下で高性能で使いやすい距離計を探している方にはうってつけの商品です!
是非購入を検討してみてください♪
本日はここまで!最後までご覧いただきありがとうございました♪