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大手ゴルフ量販店でゴルフ用品販売歴15年、ゴルフ距離計販売500個以上の実績があるあまがみが、商品のメリット、デメリットを伝え、その人にっとって本当に買うべき商品かどうかの目安にしていただけば幸いです。
今回紹介するのは2023年1月に発売されたGREENON(グリーンオン)のA1Ⅲです!
GREENON(グリーンオン)のA1Ⅲの商品を
- 本体基本スペック→40点満点
- 本体機能→30点満点
- アプリ連携機能→10点満点
- コスパ→20点満点
合計100点満点での評価とA1Ⅲをおすすめできるゴルファーをお伝えします。
先に簡潔に答えを言ってしまいます!
今回グリーンオンA1Ⅲの点数は…
69点です!
本体スペック | 28/40点 |
本体機能 | 19/30点 |
他デバイス連携 | 7/10点 |
コストパフォーマンス | 15(10)/20点 |
主要メーカーではじめて有機ELディスプレイを採用した商品です!
そしてA1Ⅲをおすすめできるゴルファーは
実際どうしてこのような評価になったのか深掘りしていきます。
グリーンオン A1Ⅲの本体性能評価
まずはGPS精度や防水性、バッテリー性能など本体のスペックに対する評価をしていきます。
GPSタイプのゴルフ距離計を選ぶ際に高低差機能やコースレイアウト機能など機能面に目が行きがちですが、使いやすさや長く使えるかというところはこの本体スペックが非常に重要になります。
本体スペックは合計40点満点で項目ごとに点数つけしていきます♪
そしてA1Ⅲの本体性能の点数は28/40点です!
以下各項目ごとに深掘りしていきます。
A1ⅢのGPS性能
点数7/10
- 多くの衛星を捕捉できたほうがGPS性能は安定する
- みちびきL1S補足で日本のゴルフ場なら距離精度3y前後になるので推奨
- 海外ゴルフが多いゴルファーはガリレオ、グロナス捕捉で精度が上がる
- マルチバンド対応もしくはアンテナ感度が高いとGPS捕捉が速く、安定する
みちびき捕捉 | 可能 | 可能で加点1 |
みちびきL1S補足 | 可能 | 可能で加点3 |
ガリレオ捕捉 | 不可 | 可能で加点1 |
グロナス捕捉 | 不可 | 可能で加点1 |
マルチバンド対応 | 可能 | 可能で加点1 |
アンテナ感度 | 高い | 低い→加点1 普通→加点2 高い→加点3 |
A1Ⅲはガリレオとグロナスを受信しませんが、マルチバンド対応でアンテナも大きく距離精度、安定感共に高いです。
ただティグランドで起動だと間に合わないのでカートにキャディバッグ載せる時くらいには起動しておきましょう。
A1Ⅲの防水性能
点数8/8
- 基本的にはIPX4以上の性能は持っておきたい
- 雨天使用ならIPX7以上を推奨
引用:ソフトバンク
A1Ⅲの防水等級はIPX8相当以上
メーカー表記が5気圧防水なので水深50mに相当する圧力に対応しており他社と比較しても圧倒的な防水性を誇ります。
高い防水性で人気のガーミンのS70と同等程度の防水性を誇ります!
A1Ⅲのバッテリー性能
点数3/6
- 1~2年ほど使用でスペックが半分近く減少する場合が多い
- スペックが半減しても1ラウンド持つ3点以上が推奨
1点 | ~6時間 | 低い |
2点 | 7時間~8時間 | 低め |
3点 | 9時間~10時間 | 普通 |
4点 | 11時間~12時間 | 高め |
5点 | 13時間~15時間 | 高い |
6点 | 16時間以上 | 非常に高い |
A1Ⅲのゴルフ測定モードのバッテリー可動時間は約10時間です。
新品購入時で2ラウンド分、1~2年使用でバッテリー劣化を考えても1ラウンド以上使えます。
スペックとしては及第点といったところですが、バッテリーを消耗しやすい有機ELディスプレイ採用で2桁の稼働時間を確保しているのは企業努力が伺えます。
基本的にラウンド前にフル充電しておく必要があります。
A1Ⅲのディスプレイ
点数5/5
- 5点のAMOLED(有機EL)の性能が非常に高い
- 3点の反射型カラー液晶以上のスペック推奨
1点 | モノクロ液晶 | 視認性が低い |
2点 | カラー液晶 | 視認性が低め |
3点 | 反射型カラー液晶 | 屋外での視認性が高め |
4点 | フルカラーLCD | 視認性が高め |
5点 | AMOLED(有機EL) | 視認性が非常に高い |
A1ⅢはAMOLED(有機EL)ディスプレーを採用しています。
グリーンオンの新製品、フラッグシップモデルのザ・ゴルフウォッチA1-Ⅲを発表致しました。
— グリーンオン公式アカウント⛳️ (@greenon_jp) December 21, 2022
ゴルフ場でも有機ELの発色には驚きでした!
発売は1/20になります。
本日より予約できます!https://t.co/Eu4ZUiYJlD pic.twitter.com/r9mmXqBTjK
室外、室内問わず明るく見やすいディスプレイです。
2024年現在では最もハイクオリティなディスプレイで明るく鮮やかです。
A1Ⅲの操作タイプ
点数2/3
- 価格は上がってしまうがタッチパネルタイプのほうが圧倒的に操作がしやすい
- シンプルに操作したいなら音声タイプが最強
1点 | ボタン操作 | 操作が多くなり複雑になりがち |
2点 | タッチパネル(低感度) | タッチパネルで操作が直感的でしやすいが反応が少し遅くストレスを感じる |
3点 | タッチパネル(高感度) | タッチパネルで操作が直感的でしやすくサクサク動作する |
3点 | 音声タイプ | ボタンワンプッシュで音声で残り距離を知らせるタイプ |
A1Ⅲの操作タイプはタッチパネルを採用しています。
ただタッチパネルは感度が悪く若干タイムラグがあり少し操作にストレスがある印象です。
A1Ⅲの重量
点数2/5
- 重量はサイズと比例することが多いので重い=悪いとは言えない
- 正直69g以下であれば重量感は気にならないことが多い
- 男性は69g以下、女性は59g以下推奨
1点 | 70g以上 | 重たい |
2点 | 60~69g | 重ため |
3点 | 50~59g | 一般的な重量 |
4点 | 40~49g | 軽い |
5点 | 39g以下 | 超軽量 |
A1Ⅲの重量は60gです。
女性は少し重さを感じる可能性のある重量のモデルです。
A1Ⅲのディスプレイサイズ
ちなみに今回はサイズに関しては点数化しておりません。
理由はサイズ感の良し悪しはユーザーによって違うからです。
ただ選びかたのコツとしては
- コースレイアウト機能を使う方
- タッチパネルタイプを使用する方
上記のゴルファーは大きく視認性がよく、タッチパネル操作がしやすくなるため、大型ディスプレイのモデルをお勧めします。
そして
- 残りの距離を数字のみでシンプルに表示させたい
- 軽量タイプを使いたい
- 腕に距離計をつけてのスイングに違和感がる
こういうゴルファーはディスプレイサイズが小さめのモデルがおススメになります。
そしてA1Ⅲは画面サイズは1.39インチです
業界最大級の大型サイズとなっております。
見やすくタッチパネルの操作もしやすいです。
A1Ⅲのその他特記機能
点数1/3
A1Ⅲのそのた特記機能は以下のとおり。
- 日本語表示
細かいところですが、「飛距離」や「スコア」など表記に日本語が使われています。
ほんと細かいところなんですが、DISTANCEのDとかSCOREのSとかで表示されるより解りやすいんですよね♪
グリーンオン A1Ⅲの本体機能評価
ここからは実際にラウンドで使う機能の性能評価をしていきます。
そしてA1Ⅲの本体性能の点数は19/30点です!
以下各項目ごとに深掘りしていきます。
A1Ⅲの基本機能数
点数15/20
A1Ⅲで使用できる主要な機能は以下のとおり
有無 | 機能名 点数 | 有無 | 機能名 点数 |
---|---|---|---|
〇 | コースレイアウト 2 | 〇 | グリーン表示 1 |
〇 | コースレイアウト拡大 1 | 〇 | グリーン回転 1 |
〇 | 高低差加味 1 | 〇 | グリーン起伏表示 1 |
〇 | スコアリアルタイム表示 1 | ✖ | 天候表示 1 |
✖ | 気圧加味表示 1 | 〇 | グリーン方向表示 1 |
✖ | 風速・風向表示 1 | 〇 | ハザード距離表示 1 |
〇 | オートショット 1 | 〇 | 距離シンプル表示 2 |
✖ | パット距離表示 1 | 〇 | 3点間距離表示 1 |
✖ | スイングテンポ計測 1 | 〇 | ピン位置設定 1 |
グリーン起伏やグリーン回転表示機能、グリーン方向表示などグリーンに特化した機能性となっています!
機能数は上記のとおりで、A1Ⅲで特に使う機能を紹介します。
A1Ⅲの基本画面
こちらがA1Ⅲの基本画面。
基本画面は最近としては珍しい。数字のみの表示になっています。
- グリーンバック
- グリーンセンター
- グリーンフロント
- 飛距離
- スコア
などが表示されています。
数字だけのほうがシンプルで見やすかったりします♪
A1Ⅲのコースレイアウト画面
こちらがA1Ⅲのコースレイアウト画面。
- 3点間距離表示
- グリーン方向表示
が表示されます。
コースレイアウトは拡大可能です。
3点間距離使用時やグリーン方向を確認するときに使う画面です。
A1Ⅲのグリーン画面
グリーン画面はグリーン近辺を表示するグリーンアタック画面とグリーンが拡大されるグリーン画面の2パターンがあります。
どちらのモードもヒートマップで起伏が可視化されているので、戦略を立てやすいです。
グリーン拡大モードは現在位置に合わせてグリーンが回転します。
グリーンオン
ハザード画面
グリーンオン
ハザード画面もしっかり完備されています。
A1Ⅲの画面切替
グリーンオン
画面切替は基本画面から上下左右のスワイプで行います。
慣れるまでは移動する際に迷子になりますが慣れれば直感的に操作できます。
A1Ⅲの特殊機能・利便性
A1Ⅲのの特殊な機能や利便性を評価していきます。
点数4/10
- 高低差表示 2点
- みちびき災厄通知の表示 2点
高低差表示
コースの高低差を数字とグラフィックで表示してくれます。
水平距離と高低差で実際に打つべき距離を自分で判断したい時に使ったりする機能です。
コース全体のアップダウンもわかるので結構便利です!
みちびき災厄通知の表示
グリーンオン
GPSキャディモード中にみちびき衛星から送信される緊急地震速報や津波速報を受信すると、みちびき災危通報を振動して表示します。
ゴルフも大事ですが自身の身を守ることはもっと大事ですからこの機能は重要ですね。
グリーンオン A1Ⅲのアプリ連携機能
GPS距離計のほとんどの機種はラウンドデータなどアプリで共有したり、データ更新を行うことができます。
アプリ連携で使える機能や利便性を評価していきます。
そしてA1Ⅲのアプリ性能の点数は7/10点です!
アプリ連携機能数
点数6/8点
有無 | 機能名 点数 | 有無 | 機能名 点数 |
---|---|---|---|
〇 | Bluetooth連携 1 | 〇 | スコアカード作成 1 |
〇 | コースショットデータ 1 | ✖ | ショットデータ 1 |
〇 | ピン位置情報設定 1 | 〇 | 歩数計測 1 |
✖ | 心拍計測 1 | 〇 | データ更新 1 |
自動ピン位置設定は2024年8月1日現在で全国で10コースのみ。その他のコースは手動入力です。今後増えていくことに期待です!
特殊機能・利便性
点数1/2点
上記以外の特殊機能や特に利便性の高い機能を紹介。
- 簡単データ更新 1点
簡単データ更新
ファームデータ、コースデータ共にグリーンオンのアプリ内で更新可能で、個人的には更新作業は他ブランドに比べるとかなり簡単だと感じています。
ここでつまずく人も多いのでここの作業を簡素化してくれるのは非常にありがたい♪
A1Ⅲのコスパ
点数15(10)/20
A1Ⅲのメーカー販売価格は税込みで59,840円です。
コスパの点数はコスパ値を基に点数つけをしています。
本体価格÷(本体性能点+機能数点+連携点数)=コスパ値
コスパ値 | 点数 |
---|---|
2001以上 | 1点 |
1501~2000 | 3点 |
1351~1500 | 5点 |
1001~1350 | 10点 |
1000~801 | 15点 |
800以下 | 20点 |
グリーンオンA1Ⅲのコスパ値は1,108でしたので10点でした。
ただし、現在ロングランで税込み49,500円のお買い得キャンペーンが実施されており、この価格で計算した場合、916点となり15点となります!
ちなみに最近GS501という機種が発売され、こちらのほうが完成度が高く価格も4万円以下となっておりこのキャンペーンはずっと継続すると予想しています。
グリーンオン A1Ⅲをおすすめできるゴルファー
合計点数69/100点
大画面の有機ELディスプレイでとにかく見やすく競技者向けのスペック、機能になっています。
点数は低めですが競技者の方はびったりハマる可能性のある機種です!
是非購入を検討してみてください♪
A1Ⅲの詳しいスペックや使用方法は公式サイトのマニュアルをご覧ください。
同価格帯で他にオススメなのはボイスキャディのT‐ULTRA!
本日はここまで!最後までご覧いただきありがとうございました♪