このサイトではゴルフ用品でも高額で選びかたが難しいゴルフ距離計を失敗せず、自分に合った商品を探すお手伝いをするサイトです。
大手ゴルフ量販店でゴルフ用品販売歴15年、ゴルフ距離計販売500個以上の実績があるあまがみが、商品のメリット、デメリットを伝え、その人にっとって本当に買うべき商品かどうかの目安にしていただけば幸いです。
今回紹介するのは2024年9月5日に発売されるボイスキャディのT11PROです!
ボイスキャディT11PROの商品を
- 本体基本スペック→40点満点
- 本体機能→30点満点
- アプリ連携機能→10点満点
- コスパ→20点満点
合計100点満点での評価とT11PROをおすすめできるゴルファーをお伝えします。
先に簡潔に答えを言ってしまいます!
今回ボイスキャディT11PROの点数は…
86点です!
本体スペック | 35/40点 |
本体機能 | 28/30点 |
他デバイス連携 | 8/10点 |
コストパフォーマンス | 15/20点 |
2024年8月23日時点でこの採点方法での最高得点になっています!
ボイスキャディ初の有機ELディスプレイを採用した商品です!
そしてT11PROをおすすめできるゴルファーは
実際どうしてこのような評価になったのか深掘りしていきます。
ボイスキャディ日本公式代理店で安心購入
ボイスキャディT11PROの本体性能評価
まずはGPS精度や防水性、バッテリー性能など本体のスペックに対する評価をしていきます。
GPSタイプのゴルフ距離計を選ぶ際に高低差機能やコースレイアウト機能など機能面に目が行きがちですが、使いやすさや長く使えるかというところはこの本体スペックが非常に重要になります。
本体スペックは合計40点満点で項目ごとに点数つけしていきます♪
そしてT11PROの本体性能の点数は35/40点です!
以下各項目ごとに深掘りしていきます。
T11PROのGPS性能
点数10/10
- 多くの衛星を捕捉できたほうがGPS性能は安定する
- みちびきL1S補足で日本のゴルフ場なら距離精度3y前後になるので推奨
- 海外ゴルフが多いゴルファーはガリレオ、グロナス捕捉で精度が上がる
- マルチバンド対応もしくはアンテナ感度が高いとGPS捕捉が速く、安定する
みちびき捕捉 | 可能 | 可能で加点1 |
みちびきL1S補足 | 可能 | 可能で加点3 |
ガリレオ捕捉 | 可能 | 可能で加点1 |
グロナス捕捉 | 可能 | 可能で加点1 |
マルチバンド対応 | 可能 | 可能で加点1 |
アンテナ感度 | 高い | 低い→加点1 普通→加点2 高い→加点3 |
みちびきL1S以外にもグロナス、ガリレオも捕捉可能。
GPS精度、安定感はガーミンのApproachS70に迫る性能を持っています。
実際にコースで使ってみましたが前作よりゴルフ場の検索スピードがかなり上がっていました!
T11PROの防水性能
点数7/8
- 基本的にはIPX4以上の性能は持っておきたい
- 雨天使用ならIPX7以上を推奨
引用:ソフトバンク
T11PROの防水等級はIPX7相当です。
メーカー表記は完全防水となっていますが、IPX7となっているので軽い雨での使用は問題ない防水性ですがゲリラ豪雨のような雨では使用を控えたほうが良いです。
土砂降りの場合は普段はレインウエアの袖の中に入れて距離を見るときのみ袖から出してみるような感じがよいでしょう。
T11PROのバッテリー性能
点数3/6
- 1~2年ほど使用でスペックが半分近く減少する場合が多い
- スペックが半減しても1ラウンド持つ3点以上が推奨
1点 | ~6時間 | 低い |
2点 | 7時間~8時間 | 低め |
3点 | 9時間~10時間 | 普通 |
4点 | 11時間~12時間 | 高め |
5点 | 13時間~15時間 | 高い |
6点 | 16時間以上 | 非常に高い |
T11PROのゴルフ測定モードのバッテリー可動時間は約10時間です。
新品購入時で2ラウンド分、1~2年使用でバッテリー劣化を考えても1ラウンド以上使えます。
スペックとしては及第点といったところですが、バッテリーを消耗しやすい有機ELディスプレイ採用で2桁の稼働時間を確保しているのは企業努力が伺えます。
基本的にラウンド前にフル充電しておく必要があります。
ただしT11PROはボイスキャディ日本正規代理店のひさいスポーツでバッテリー交換修理が税込み3,850円で可能です!
バッテリー修理は本体交換で数万円ほどメンテ費がかかるメーカーが多い中、3,850円でバッテリー交換対応してくれるのは神対応といえます!
T11PROのディスプレイ
点数5/5
- 5点のAMOLED(有機EL)の性能が非常に高い
- 3点の反射型カラー液晶以上のスペック推奨
1点 | モノクロ液晶 | 視認性が低い |
2点 | カラー液晶 | 視認性が低め |
3点 | 反射型カラー液晶 | 屋外での視認性が高め |
4点 | フルカラーLCD 半透過型カラー液晶 | 視認性が高め |
5点 | AMOLED(有機EL) | 視認性が非常に高い |
T11PROは有機ELディスプレイを採用しています。
室外、室内問わず抜群の明るさ鮮明さを実現するディスプレイです。
前作のT-ULTRAから進化したポイントの1つです!
T11PROの操作タイプ
点数3/3
- 価格は上がってしまうがタッチパネルタイプのほうが圧倒的に操作がしやすい
- シンプルに操作したいなら音声タイプが最強
1点 | ボタン操作 | 操作が多くなり複雑になりがち |
2点 | タッチパネル(低感度) | タッチパネルで操作が直感的でしやすいが反応が少し遅くストレスを感じる |
3点 | タッチパネル(高感度) | タッチパネルで操作が直感的でしやすくサクサク動作する |
3点 | 音声タイプ | ボタンワンプッシュで音声で残り距離を知らせるタイプ |
T11PROの操作タイプはタッチパネルを採用しています。
タッチの感度も良くサクサク動きます!
T11PROの重量
点数4/5
- 重量はサイズと比例することが多いので重い=悪いとは言えない
- 正直69g以下であれば重量感は気にならないことが多い
- 男性は69g以下、女性は59g以下推奨
1点 | 70g以上 | 重たい |
2点 | 60~69g | 重ため |
3点 | 50~59g | 一般的な重量 |
4点 | 40~49g | 軽い |
5点 | 39g以下 | 超軽量 |
T11PROの重量は47.6gです。
大画面タイプでは驚愕の軽量性です!
大画面ですが軽量で厚さも気にならないレベルなので女性でも使いやすいです。
T11PROのディスプレイサイズ
ちなみに今回はサイズに関しては点数化しておりません。
理由はサイズ感の良し悪しはユーザーによって違うからです。
ただ選びかたのコツとしては
- コースレイアウト機能を使う方
- タッチパネルタイプを使用する方
上記のゴルファーは大きく視認性がよく、タッチパネル操作がしやすくなるため、大型ディスプレイのモデルをお勧めします。
そして
- 残りの距離を数字のみでシンプルに表示させたい
- 軽量タイプを使いたい
- 腕に距離計をつけてのスイングに違和感がる
こういうゴルファーはディスプレイサイズが小さめのモデルがおススメになります。
そしてT11PROは本体サイズは1.39インチです。
ガーミンのApproachS62より画面は大きいです!
T11PROのその他特記機能
点数3/3
T11PROのそのた特記機能は以下のとおり。
- 替えの白色ベルト付属 1点
- 右打ち・左打ちと左装着・右装着の設定可能 1点
- インサート式ベルトで邪魔にならない
T11PROは別途白色ベルトが付属しています。(片側のみ)
気分次第で付け替え可能です。
ベルトもインサート式で邪魔にならずスマートで女性でも使いやすい仕様になっています。
そして今回は、右打ちでも左打でも、左手装着でも、右手装着でもオートショット機能が使えるようになっています!
細かいところにもこだわりを見せています♪
ボイスキャディ T11PROの本体機能評価
ここからは実際にラウンドで使う機能の性能評価をしていきます。
そしてT11PROの本体性能の点数は27/30点です!
以下各項目ごとに深掘りしていきます。
T11PROの基本機能
点数17/20
T11PROで使用できる主要な機能は以下のとおり
有無 | 機能名 点数 | 有無 | 機能名 点数 |
---|---|---|---|
〇 | コースレイアウト 1 | 〇 | グリーン表示 1 |
〇 | コースレイアウト拡大 1 | 〇 | グリーン回転 1 |
〇 | 同心円表示 | 〇 | グリーン起伏表示 1 |
〇 | 高低差加味 1 | 〇 | 天候表示 1 |
〇 | スコアリアルタイム表示 1 | ✖ | 気温加味距離表示 |
✖ | 気圧加味距離表示 1 | 〇 | グリーン方向表示 1 |
〇 | 風速・風向表示 1 | 〇 | ハザード距離表示 1 |
〇 | オートショット 1 | ✖ | 距離シンプル表示 1 |
〇 | パット距離表示 1 | 〇 | 3点間距離表示 1 |
〇 | スイングテンポ計測 1 | 〇 | ピン位置設定 1 |
ほぼすべての機能が使える機種です!
機能数は上記のとおりで、T11PROで特に使う機能を紹介します。
T11PROの基本画面
こちらがT11PROの基本画面は
- コースビュー
- アプローチビュー
- パットビュー
の3つがあり、V.AI3.5機能で現在位置に連動し自動で画面が切り替わります。
もしくは画面を左右にスワイプすることで画面切替可能です。
コースビュー
おそらくどのゴルファーもこのコースレイアウト画面が一番使う画面だと思います。
- グリーンセンター(ピン位置)距離
- コースレイアウト
- ショット数
- パット数
- 風速・風向
- 前回ショット
- 同心円
などが表示されています。
ティショットから2打目位置まで行くと自動でコースレイアウトが拡大されます。
コースレイアウト画面をタップすると3点間距離(USERIP)表示が可能。
設定した距離の推奨番手まで表示してくれます!
※推奨番手を表示するには専用アプリ、Myvoicecaddieと連携する必要があります。
3点間距離表示のタップ先がハザードだった場合はハザード情報が表示されます。
バンカーの場合、手前、奥の距離が表示されます。
風向・風速の部分をタッチすると風の状況のアニメーションが表示されます。
※こちらの機能を使うには専用アプリ、Myvoicecaddieと連携する必要があります。
画面淵の赤いバーと青いバーはショットトラッキングといって現在のショット数とパット数を表示します。
本体ベゼル部分に刻印されている数字の場所にバーが移動していきます。
各メーカー現在のスコアを表示する機能はありますが、私はこの表示が一番わかりやすいです♪
アプローチビュー
こちらの画面では
- グリーンバックまでの距離
- ピン位置(デフォルトセンター位置)までの距離
- グリーンフロントまでの距離
- 実際に見える方向でのグリーン形状
- グリーン傾斜
- グリーン急傾斜矢印
- グリーン周りのハザード
- 前回ショット
- ショット数
- パット数
が表示されます。
グリーン内のピン位置はタップで変更可能です
グリーンオン時に必要なデータはほぼ網羅されています!
グリーンを長押しするとグリーンの拡大画面に遷移します。
グリーンの縦横のサイズも表示するのでピンポジションを正確に置くことが可能です。
パットビュー
パットビューは現在地をタップすることで設定したピンまでのパット距離を表示します。
また、ピンまで打ち下ろしか打ち上げどうかも文字で表示します。
さらに設定時にパッティングの際にどれくらい左右に打出したらよいか案内してくれます。
ゴルフナビというよりキャディが腕についている感覚になります。
T11PROのサブ画面
今回T11PROにはメイン画面の他にサブ画面があり、
- プレビュー画面
- フラッシュバック画面
- ピンポインティング画面
- セッティング画面
以上の4つの画面が使用できます。
2024年9月時点でボイスキャディ独自の機能もありますよ♪
プレビュー画面
プレビュー画面はコースレイアウトやハザード距離、レイアップ距離などをアニメーションで流す機能です。
この機能でコースの概要が一通りわかるようになります。
テレビ中継のホール紹介みたいなイメージです♪
フラッシュバック機能
フラッシュバック機能は前回ラウンドのデータを確認する機能です。
前回はスタンス間違えて右に打ったから今回は気をつけようとかそういう復習ができる機能です。
前回の反省を基にスコアアップを狙いましょう!
※こちらの機能を使うには専用アプリ、Myvoicecaddieと連携する必要があります。
ピンポインター
ピンポインターはグリーンまでの方向と距離を表示してくれる機能です。
ドックレッグのコースなどで重宝する機能です。
T8であった機能ですが今作ようやくこの機能が復活しました!
T11PROの操作方法
T11PROの簡易的な操作方法を図解しました。
基本的にV.AI3.5機能で見たい時に見たい画面が自動で表示されるのでほぼ操作なしで使用できます。
意図しない画面が出た時は左右のスワイプで画面切替を行ってください。
あと頻繁に使う機能としてはグリーンの方向を決めるピンポインティングなので、下スワイプからサブメニュー画面からピンポインティング機能を使ってください。
アクティブボタンでピンポインティングに遷移できれば非常に便利なのですが…アップデートされないかな?
T11PROの特殊機能・利便性
T11PROの特殊な機能や利便性を評価していきます。
点数10/10
- V.AI3.5機能 4点
- フラッシュバック機能 3点
- パッティングガイド機能 3点
V.AI3.5機能
番手別飛距離、現在地などを考慮して必要な画面が自動で表示してくれる機能です。
この機能があるので基本的にプレー中に操作することがほとんどなくなります!
フラッシュバック機能 3点
すでに既出しているので簡単に解説しますが、前回のショットデータを表示する機能です。
2024年9月現在だとボイスキャディのみ使える機能です。
※こちらの機能を使うには専用アプリ、Myvoicecaddieと連携する必要があります。
パッティングガイド機能
こちらも既出ですが、パッティング時の方向性をガイドしてくれる機能です。
正直この情報を鵜吞みにはできないですが、これを参考にしてラインを読んだりなど活用はできると思います。
ボイスキャディ T11PROのアプリ連携機能
GPS距離計のほとんどの機種はラウンドデータなどアプリで共有したり、データ更新を行うことができます。
アプリ連携で使える機能や利便性を評価していきます。
そしてT11PROのアプリ性能の点数は8/10点です!
アプリ連携機能数
点数6/8点
有無 | 機能名 点数 | 有無 | 機能名 点数 |
---|---|---|---|
〇 | Bluetooth連携 1 | 〇 | スコアカード作成 1 |
〇 | コースショットデータ 1 | 〇 | ショットデータ 1 |
✖ | ピン位置情報設定 1 | 〇 | 歩数計測 1 |
✖ | 心拍計測 1 | 〇 | データ更新 1 |
ショットデータはドライバーの飛距離とスイングテンポをアプリで集計してくれます♪
特殊機能・利便性
点数2/2点
上記以外の特殊機能や特に利便性の高い機能を紹介。
- Googleearth連携ショットデータ 1点
- T11PRO画面カスタム機能
Googleearth連携ショットデータ
最近はどのメーカーもアプリでコースショットデータを見れるようになっていますが、ボイスキャディは通常のイラスト風に加えGoogleearth上でショットデータを確認できます。
Googleearthだと木の位置や崖などより詳しいコース状況がわかります!
T11PRO画面カスタム機能
アプリ画面からウォッチフェースやナビ画面のカスタマイズが可能になっています。
またクラブ番手別飛距離を設定することでドライビングアークの距離変更や、3点間距離表示時の推奨番手のカスタマイズも可能です。
そしてゴルフナビ中のアクションボタン(右上ボタン)の設定も可能になっています。
ナビ画面のカスタマイズで不必要な機能を消せるのでシンプルに使いたい人はうれしい機能です!
ボイスキャディT11PROのコスパ
点数15/20
T11PROのメーカー販売価格は税込みで59,950円です。
コスパの点数はコスパ値を基に点数つけをしています。
本体価格÷(本体性能点+機能数点+連携点数)=コスパ値
コスパ値 | 点数 |
---|---|
2001以上 | 1点 |
1501~2000 | 3点 |
1351~1500 | 5点 |
1001~1350 | 10点 |
1000~801 | 15点 |
800以下 | 20点 |
T11PROのコスパ値は844でしたので15点でした。
圧倒的なコスパ性能ですが価格が56,650円まで抑えられていれば20点でした。
圧倒的な機能、有機ELディスプレイ、優秀なアプリ連携があってこの価格設定はかなりすごいことに変わりはないです!
ボイスキャディ T11PROをおすすめできるゴルファー
合計点数86/100点
対抗機種がガーミンのApproachS70になるというだけでハイスペックな商品ということがわかります!
スマートウォッチとしての機能はガーミンと比べているだけでT11PROもライン、SMS、SNS通知機能がありウォッチフェースも変更でき、歩数管理もできるので普段使いも十分使える商品です。
また、バッテリー交換も3,850円でひさいスポーツで可能なのでメンテナンスをすれば長く使用もできます。
予算6万円あるなら基本T11PROでOKというレベルの商品です!
是非購入を検討してみてください♪
ボイスキャディ日本公式代理店で安心購入
T11PROの詳しいスペックや使用方法は公式サイトのマニュアルをご覧ください。
ボイスキャディの日本正規代理店、ひさいスポーツからも解説動画が出ています。
スマートウォッチ機能も充実させたい方はガーミンのApproachS70がおすすめ!
本日はここまで!最後までご覧いただきありがとうございました♪