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大手ゴルフ量販店でゴルフ用品販売歴15年、ゴルフ距離計販売500個以上の実績があるあまがみが、商品のメリット、デメリットを伝え、その人にっとって本当に買うべき商品かどうかの目安にしていただけば幸いです。
今回紹介するのは2024年9月に発売されたCrestⅡ Touch(クレスト2タッチ)です!
ショットナビ クレスト2タッチの商品を
- 本体基本スペック→40点満点
- 本体機能→30点満点
- アプリ連携機能→10点満点
- コスパ→20点満点
合計100点満点での評価とクレスト2タッチをおすすめできるゴルファーをお伝えします。
先に簡潔に答えを言ってしまいます!
今回ショットナビ クレスト2の点数は…
76点です!
本体スペック | 27/40点 |
本体機能 | 23/30点 |
他デバイス連携 | 6/10点 |
コストパフォーマンス | 20/20点 |
ハイエンドモデルのEXCEEDS(エクシーズ)に劣らない高級感と性能を兼ねそろえたモデルです!
これでショットナビの主要モデルはすべてタッチパネルタイプに切り替わりました。
そしてクレスト2タッチをおすすめできるゴルファーは
実際どうしてこのような評価になったのか深掘りしていきます。
ショットナビ クレスト2タッチの本体性能評価
まずはGPS精度や防水性、バッテリー性能など本体のスペックに対する評価をしていきます。
GPSタイプのゴルフ距離計を選ぶ際に高低差機能やコースレイアウト機能など機能面に目が行きがちですが、使いやすさや長く使えるかというところはこの本体スペックが非常に重要になります。
本体スペックは合計40点満点で項目ごとに点数つけしていきます♪
そしてクレスト2タッチの本体性能の点数は27/40点です!
以下各項目ごとに深掘りしていきます。
クレスト2タッチのGPS性能
点数8/10
- 多くの衛星を捕捉できたほうがGPS性能は高く安定する
- みちびきL1S補足で日本のゴルフ場なら距離精度3y前後になるので推奨
- 海外ゴルフが多いゴルファーはガリレオ、グロナス捕捉で精度が上がる
- マルチバンド対応もしくはアンテナ感度が高いとGPS捕捉が速く、安定する
みちびき捕捉 | 可能 | 可能で加点1 |
みちびきL1S補足 | 可能 | 可能で加点3 |
ガリレオ捕捉 | 可能 | 可能で加点1 |
グロナス捕捉 | 可能 | 可能で加点1 |
マルチバンド対応 | 不可 | 可能で加点1 |
アンテナ感度 | 普通 | 低い→加点1 普通→加点2 高い→加点3 |
クレスト2タッチははみちびきL1Sも他にグロナス、ガリレオも捕捉するのでGPSの性能は安定し、距離精度も高いです!
アンテナ感度は若干低めですが捕捉できる衛星が多いので不便はあまり感じません
クレスト2タッチの防水性能
点数7/8
- 基本的にはIPX4以上の性能は持っておきたい
- 雨天使用ならIPX7以上を推奨
引用:ソフトバンク
クレスト2タッチの防水等級はIPX7相当
メーカー表記がIPX7の生活防水となっているので軽い雨であれば使用可能です。
このくらいの防水性能があれば及第点です。
※防水性能はあくまで性能です。防水性を保証するものではなく、浸水による故障の保障を100%するものではありません。
クレスト2タッチのバッテリー性能
点数2/6
- 1~2年ほど使用でスペックが半分近く減少する場合が多い
- スペックが半減しても1ラウンド持つ3点以上が推奨
1点 | ~6時間 | 低い |
2点 | 7時間~8時間 | 低め |
3点 | 9時間~10時間 | 普通 |
4点 | 11時間~12時間 | 高め |
5点 | 13時間~15時間 | 高い |
6点 | 16時間以上 | 非常に高い |
クレスト2タッチのゴルフ測定モードのバッテリー可動時間は約8時間です。
新品購入時で約2ラウンド分、1~2年使用でバッテリー劣化を考えてもギリギリ1ラウンド使えそう。
スペックとしては最低限使えるくらいの性能といったところ。
ショットナビは全般的にバッテリー性能はそこまで高くなく、最長でもエクシーズの9時間です。(腕時計型)
※修理サポート期間中はバッテリー交換修理が受けられます。
クレスト2タッチのディスプレイ
点数3/5
- 5点のAMOLED(有機EL)の性能が非常に高い
- 3点の反射型カラー液晶以上のスペック推奨
1点 | モノクロ液晶 | 視認性が低い |
2点 | カラー液晶 | 視認性が低め |
3点 | 反射型カラー液晶 | 屋外での視認性が高め |
4点 | フルカラーLCD 半透過型カラー液晶 | 視認性が高め |
5点 | AMOLED(有機EL) | 視認性が非常に高い |
クレスト2タッチは反射型カラー液晶を採用しています。
室外で光量が多い環境で見やすい液晶なのでゴルフには適した液晶といえます。
逆に室内や雨の日など周りの光量が少ないときは見えにくいのでバックライトを使用します。
クレスト2タッチの操作タイプ
点数3/3
- 価格は上がってしまうがタッチパネルタイプのほうが圧倒的に操作がしやすい
- シンプルに操作したいなら音声タイプが最強
1点 | ボタン操作 | 操作が多くなり複雑になりがち |
2点 | タッチパネル(低感度) | タッチパネルで操作が直感的でしやすいが反応が少し遅くストレスを感じる |
3点 | タッチパネル(高感度) | タッチパネルで操作が直感的でしやすくサクサク動作する |
3点 | 音声タイプ | ボタンワンプッシュで音声で残り距離を知らせるタイプ |
クレスト2タッチの操作タイプはタッチパネルを採用しています。
タッチパネルも比較的サクサク動きます♪
クレスト2タッチの重量
点数2/5
- 重量はサイズと比例することが多いので重い=悪いとは言えない
- 正直69g以下であれば重量感は気にならないことが多い
- 男性は69g以下、女性は59g以下推奨
1点 | 70g以上 | 重たい |
2点 | 60~69g | 重ため |
3点 | 50~59g | 一般的な重量 |
4点 | 40~49g | 軽い |
5点 | 39g以下 | 超軽量 |
クレスト2タッチの重量は64gです。
女性は若干違和感ある重量かもしれません。
クレスト2タッチのディスプレイサイズ
ちなみに今回はサイズに関しては点数化しておりません。
理由はサイズ感の良し悪しはユーザーによって違うからです。
ただ選びかたのコツとしては
- コースレイアウト機能を使う方
- タッチパネルタイプを使用する方
上記のゴルファーは大きく視認性がよく、タッチパネル操作がしやすくなるため、大型ディスプレイのモデルをお勧めします。
そして
- 残りの距離を数字のみでシンプルに表示させたい
- 軽量タイプを使いたい
- 腕に距離計をつけてのスイングに違和感がる
こういうゴルファーはディスプレイサイズが小さめのモデルがおススメになります。
そしてクレスト2タッチのディスプレイサイズは 1.4インチです
スペック表記上はEXCEEDSと同サイズですがクレスト2タッチはスクエアタイプの画面なので効率的に画面レイアウトを配置でき大きく見えます。
大画面タイプでスクエアタイプの腕時計型ゴルフ距離計って実はあまり出ていないです!
クレスト2タッチのその他特記性能
点数2/3
クレスト2タッチのその他特記性能は
- 充電端子がUSBTypeC
- 専用収納ケース付属
充電端子がUSBTypeCなので互換性が高く使いやすいです。
また、専用の収納ケースが付属するので保管に便利です。
普段別の時計を使用しているゴルファーはクレスト2使用時はこの収納ケースで普段使用している時計を収納できるので便利です!
ショットナビ クレスト2タッチの本体機能評価
ここからは実際にラウンドで使う機能の性能評価をしていきます。
そしてクレスト2タッチの本体性能の点数は23/30点です!
以下各項目ごとに深掘りしていきます。
クレスト2タッチの基本機能数
点数16/20
クレスト2タッチで使用できる主要な機能は以下のとおり
有無 | 機能名 点数 | 有無 | 機能名 点数 |
---|---|---|---|
〇 | コースレイアウト 1 | 〇 | グリーン表示 1 |
〇 | コースレイアウト拡大 1 | 〇 | グリーン回転 1 |
〇 | 同心円表示 | 〇 | グリーン起伏表示 1 |
〇 | スコアリアルタイム表示 1 | 〇 | 天候表示 1 |
〇 | 高低差加味 1 | ✖ | 気温加味 1 |
✖ | 気圧加味表示 1 | ✖ | グリーン方向表示 1 |
〇 | 風速・風向表示 1 | 〇 | ハザード距離表示 1 |
〇 | オートショット 1 | 〇 | 距離シンプル表示 1 |
〇 | パット距離表示 1 | 〇 | 3点間距離表示 1 |
✖ | スイングテンポ計測 1 | 〇 | ピン位置設定 1 |
コースレイアウト拡大は後述するフェアウェイナビ時に少しだけ大きくなります。
アプリ連携で風速と風向の表示はありますが、6時間ごとのデータなので実用性は少し低いです。
機能数は上記のとおりで、クレスト2タッチで特に使う機能を紹介します。
クレスト2の基本画面
こちらがエボルブプロタッチの基本画面は3つあります。
ハザードビュー
ティーグラウンド時に表示される画面でクレスト2タッチでおそらく一番使う画面。
ほぼオールインワン画面となっており
- グリーンフロント
- コースレイアウト
- ハザード距離3つ
- レイアップ距離
- グリーン方向
- 同心円
- 現在位置
- 飛距離
- スコア
などが表示されています。
に近くのハザード情報3つを表示してくれるのは助かります。
オールインワン画面で少しゴチャゴチャ感はありますが画面が大きいのであまり気にならないですがコースレイアウトのドット感は気になります💦
シンプルビュー
おそらく本当のメイン画面はシンプルビューだと思うのですが、ティグラウンドでこの画面が出てこないのでここではハザードビューをメイン画面としています。
こちらでは
- グリーンバック
- グリーンセンター
- グリーンフロント
- コースレイアウト
- 同心円
- 現在地(向いている方向含む)
- 前回ショット飛距離
- ショット数
などが表示されますが、基本的にはシンプルにグリーンまでの距離を見る画面となっております。
レイアップ距離は自分が得意な残り距離を設定することで得意距離までの残り距離が表示されます。
一応ボタン操作で距離だけ、でか文字で表示することもできます。
シンプルで見やすさを重視する方はこのモードで♪
グリーンビュー
こちらのグリーンビューでは
- グリーン形状
- グリーン縦横幅
- グリーン起伏
- ピン位置・グリーンフロントまでの距離(アプローチショット時)
- パッティング距離(パット時にピン設定位置までの距離を表示)
などを表示します。
※上図のピンアイコンタッチでピン位置調整、ボールアイコンタッチでパット距離をシュミレーションできます。
またグリーンは現在位置から実際に見える方向になるよう回転します。(グリーンディレクション機能)
Shotnavi
クレスト2タッチの画面切替
クレスト2タッチはオートビューチェンジ機能などがあり基本的にはほとんど操作せずに使用できますが、機能が豊富でそれを使いこなそうとすると、かなり複雑な操作を必要とします。
マニュアル読んでも全然わからなかった💦
なので、主要で使いそうな機能だけ画面切替方法を独自で表にしました!
※画像はEXCEEDSのものですが操作方法がほぼ一緒の為転用しています。
※クレスト2タッチはグリーンビューで傾斜矢印は表示されません。
※クレスト2タッチはテンプアジャスト距離は表示されません。
基本的にはハザードビュー⇔シンプルビュー⇔グリーンビューの画面切替と3点間距離表示を使用する感じで、たまにフェアウェイナビ機能を使う感じだと思います。
クレスト2タッチの特殊機能・利便性
クレスト2タッチの特殊な機能や利便性を評価していきます。
点数7/10
- メイン画面自動切替機能 2点
- フェアウェイナビ機能 4点
- 国内ゴルフ場100%対応2,000y以上のコース)、全世界6万コース対応 1点
オートビューチェンジ機能 2点
Shotnavi
コースの現在位置に合わせて適切な基本ビューを自動で表示切替してくれます。
自分の意図しない画面に切り替わっても上下のスワイプで簡単に修正可能です。
この機能のお陰でほとんど操作不要になってます!
フェアウェイナビ機能 4点
Shotnavi
フェアウェイナビ機能はショットナビが特許を持つ特殊機能です。
上図のように直接グリーンを狙えない場合でレイアップする場合、向いている方向のフェアウェイ中心までの距離とそこからグリーンまでの距離を3点間距離表示する機能です。
図のようなシチュエーション以外でも林の中からのリカバリーショットなどでも有効に活用できます。
着地地点からグリーンまでの距離を得意距離残したい場合この機能を重宝します。
フェアウェイナビ時は通常の画面より若干コースレイアウト画面が大きくなります。
またフェアウェイナビ時のみ高低差マップが表示されます。(画面右側の赤と青のバー)
通常の3点間距離と違うのは向いている方向でポジションを決めるので、タッチパネルで設定するより正確にポジション設定ができる点です。
またフェアウェイナビ機能使用時はエイミング機能も使えて正しい方向でアドレスをとることも可能です。
それぞれの距離を合計したリアルディスタンスが出せますがそのデータを活用することはあまりないです。
この機能はショットナビの特許技術なのでショットナビでしか使えない機能です!
国内ゴルフ場100%対応2,000y以上のコース)、全世界6万コース対応
Shotnavi
国内の2,000y以上のゴルフコースは100%対応、日本含む海外コースは6万コース以上と多くのゴルフ場に対応しています。
国内のゴルフ場ならほぼ全コースグリーンアンジュレーションも対応しています。
クレスト2タッチのアプリ連携機能
GPS距離計のほとんどの機種はラウンドデータなどアプリで共有したり、データ更新を行うことができます。
アプリ連携で使える機能や利便性を評価していきます。
そしてクレスト2タッチのアプリ性能の点数は6/10点です!
アプリ連携機能数
点数6/8点
有無 | 機能名 点数 | 有無 | 機能名 点数 |
---|---|---|---|
〇 | Bluetooth連携 1 | 〇 | スコアカード作成 1 |
〇 | コースショットデータ 1 | ✖ | ショットデータ 1 |
〇 | ピン位置情報設定 1 | 〇 | 歩数計測 1 |
✖ | 心拍計測 1 | 〇 | データ更新 1 |
以前はショットナビのアプリかなり使いにくかったのですが、最近リニューアルされて大分つかいやすくなりました♪
レイアップ距離や番手別距離設定もアプリから設定でき、天候情報もアプリ連携で取得できます。
特殊機能・利便性
点数0/2
上記以外の特殊機能や特に利便性の高い機能を紹介。
- 特殊機能・利便性なし
ショットナビ クレスト2タッチのコスパ
点数20/20
クレスト2タッチのメーカー販売価格は税込みで39,930円です。
コスパの点数はコスパ値を基に点数つけをしています。
本体価格÷(本体性能点+機能数点+連携点数)=コスパ値
コスパ値 | 点数 |
---|---|
2001以上 | 1点 |
1501~2000 | 3点 |
1351~1500 | 5点 |
1001~1350 | 10点 |
1000~801 | 15点 |
800以下 | 20点 |
クレスト2タッチのコスパ値は713でしたので20点でした。
ハイエンドモデルのEXCEEDSのより約20,000円ほど安いですが、機能、性能共にそこまで劣らない高コスパの商品です!
見た目もエクシーズに劣らない高級感もあります!
ショットナビ クレスト2タッチをおすすめできるゴルファー
合計点数76/100点
この商品を購入するシチュエーションはEXCEEDSが欲しいけど予算オーバーで価格を抑えた近いモデルが欲しいという場合が多そうです。
ショットナビは製品の入れ替わりが激しく、機種も非常に多いです。
そして古い機種も廃盤せず販売しているのでどれを購入するか迷います。
基本的にどのモデルも最新版はタッチパネルタイプになっておりコスパも良いのでタッチパネルタイプを選ぶことをお勧めします。
2024年10月時点でタッチパネルタイプは5機種発売されていますが、下の表に機種ごとの特徴をまとめました。
※AIR EXはスペックが低くコスパも悪いので今回は比較表からはずしています。
CrestⅡ Touch | Evolve PRO Touch | INFINITYTouch | EXCEEDS | |
みちびき(L1S) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
グロナス | 〇 | ✖ | 〇 | 〇 |
ガリレオ | 〇 | ✖ | 〇 | 〇 |
可動時間 | 約8時間 | 約8時間 | 約9時間 | 約9時間 |
画面サイズ | 1.4インチ | 1.4インチ | 1.2インチ相当 | 1.4インチ |
重量 | 64g | 62g | 50g | 60g |
グリーン方向表示 | ✖ | 〇 | 〇 | 〇 |
テンプアジャスト | ✖ | ✖ | ✖ | 〇 |
レイアップナビ | 〇 | 〇 | ✖ | 〇 |
天候・風速・風向表示 | 〇 | ✖ | ✖ | 〇 |
グリーン傾斜矢印表示 | ✖ | ✖ | ✖ | 〇 |
スイングテンポ計測 | ✖ | ✖ | ✖ | 〇 |
価格(税込) | 39,930円 | 44,000円 | 29,920円 | 59,950円 |
タイトル | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
※フェアウェイナビ、3点間距離表示、オートメジャー、ダイナミックグリーンアイは全機種搭載。
基本的にはハイエンドモデルのEXCEEDSかコスパ重視のINFINITYTouchがオススメ。
EXCEEDSが欲しいけど6万円は高い!という方はCrestⅡ Touchがオススメ!
Evolve PRO Touchではない理由は、ガリレオとグロナスを受信できない点と天候等の表示ができない点。
そして価格がCrestⅡ Touchのほうが約4,000円安いことが理由です。
Evolve PRO Touchを選ぶ理由があるとすればグリーンディレクション(グリーン方向表示)を利用したいということくらいでしょう。
クレスト2タッチ、是非購入を検討してみてください♪
クレスト2タッチの詳しいスペックや使用方法は公式サイトの製品マニュアルをご覧ください。
Shotnaviで機能とコスパを重視するならインフィニティタッチがオススメです!
もう少し予算を出せるという方はEXCEEDSがオススメ!
本日はここまで!最後までご覧いただきありがとうございました♪